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Date(s) - 2024年09月18日
5:30 pm
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【狂言】仏師(ぶっし)
とある片田舎の男が、在所の人々と共同で建立した持仏堂に安置する仏像を求めて都へ上りますが、仏師屋の所在地を知らぬまま上京した事に気付き、行商人の売り声を真似て大声で仏師屋を探して洛中を歩いていると、その様子を見た素破(すっぱ=詐欺師)が「我こそは都で唯一の正統派仏師だ」と言葉巧みに近付いてきて、売買契約を結び受け渡しの約束をしますが…。
【能】葵上(あおいのうえ)
正面先に葵上が臥せっている体である。一枚の装束でそれを表現している。
『源氏物語』葵の巻、賀茂の祭の「車争い」の後、葵上(あおいのうえ。光源氏の正妻)は病に臥せっていた。それは、恥辱を受けた六条御息所の生霊の崇りのせいであった。生霊が枕元に立ち、今にも葵上の魂を連れ去ろうとする。そこで比叡山の横川小聖(よかわのこひじり)を請じ、祈り伏せようとする。鬼と化した御息所の怨霊は暫く抗戦するが、やがて「この後再び来ることはありません」といって消えて行く。